「サッカーを通して夢や希望を持つ大切さを伝えたい!」和田氏 (Soltilo Familia Soccer School Cambodia)

『サッカーを通して夢や希望を持つ大切さを伝えたい!』和田氏 (Soltilo Familia Soccer School Cambodia)

今回は、サッカー選手としてフィリピンやカンボジアでプレーをして、引退後もサッカースクールのマネージャー兼コーチとして活躍している和田氏にお話を伺いました。選手引退後もサッカーを通してカンボジアに恩返しをしたいと熱い思いを持って取り組まれています。ぜひ最後までご覧ください!

貴社の業務内容について教えてください。

私は、Soltilo Familia Soccer School Cambodiaでマネージャー兼コーチとして働いており、ファミリアサッカースクールとドリームスクールで子供達にサッカーを教えています。ファミリアサッカースクールでは、日系企業の駐在員の子供達やインターナショナルスクールに通っている生徒など、計10か国以上の子供達に指導しています。

ドリームサッカースクールは、ローカルに住むカンボジア人が通っています。マネージャーとしては、経営関連だけではなく、カンボジア人スタッフのマネジメントやインターン生の管理、教育をしており、練習のスケジュールやコーチ陣の配置などをメンバーと共に話し合って決めています。
コーチとしては、子供たちにサッカーを指導しており、レッスンは基本的に英語(ドリームスクールではクメール語)で行いますが、場合によっては3か国語使用して行う時もあります

カンボジアまでの経緯、現在の職に至るまでの経緯を教えてください。

元々小学校から大学までサッカーをしていていましたが、サッカー選手になりたいというよりは海外で働きたいと思っていました。そして海外でサッカーしている大学の先輩がいて、プロ選手なのに英語を流暢に話すことができ、海外で強く生きているところにとても憧れを感じました。

自分はどうやって海外で活躍できるかと考えた際にサッカーをやろうと思い、大学の監督のおかげもあり、フィリピンでサッカー選手として10か月間プレーをしました。この時は、海外でサッカーをして生きていくことに不安もありましたが、「やってやるぞ!」という気持ちの方が強かったです。

その後一度日本に帰国しましたが、サッカーをやりたいという気持ちが強く、2017年の1月にウェスタンプノンペンというサッカーチームでプレーをするためにカンボジアに来ました。1シーズンプレーした後、アンコールソルティーロFCというプロサッカーチームからお声がけを頂いて中国遠征や練習に参加しましたが、ご縁が無く、日本に帰国しました。これを機に、サッカー選手を引退しました。

日本に帰国後は、ホテルの運営とプロサッカーチームのスタッフとして2年間仕事をしていました。そして今年の2月に現在のスクールの代表から誘いがあり、10日後くらいにカンボジアに再び来ました。声をかけてもらった時は、お世話になったカンボジアに何か恩返ししたい、また、自分しかできないことがあるのではないかと思い決意しました。

現在の会社で一番大変な事を教えてください。

子供に教えるという立場として、ただやり方を教えただけではなかなか上達しないので、その目標に向かってどのようなステップを踏めば上達していくのか日々模索していますが、ここが一番大変であり、面白い所ですね。

現在の会社で一番嬉しかったことを教えてください。

生徒達が目標を達成した時ですね。ある生徒がリフティング75回を目標に頑張っていたのですが、なかなか達成できなくて、お父さんも今日までにできなかったらサッカーやめさせるぞと言っており、とても緊迫した状況でした。そんな中で、こちらとしても目標を達成させてあげたいという思いもあり、弊社の代表にも来てもらい、コーチ陣も「みんなで行くぞ!」という雰囲気で日中練習して達成した時はとても嬉しかったですね。その時の生徒の顔はとてもいい顔をしており、喜びをみんなで分かちあえたことは良い思い出ですね。

大切にしていることを教えてください。

会社の理念としてもありますが、「サッカーを通して夢や希望を持つ大切さを伝える」ことを大切にしています。しかし、私達が夢を持っていなかったり、できていなかったりすると生徒には伝わらないので、生徒に教えるためにまず私自身が子供以上に頑張ることを心がけています。

今後のビジョンについて教えてください。

今後はスクールを大きく展開していきたいと思っています。現在は、プノンペンにある2チームとパートナーを組んでいる地方の学校の1チームだけになるので、首都だけではなく地方にも展開してより多くの方が良い機会を得られるように会社を大きくしていきたいと考えています。

カンボジアで働きたいと考えている方々へアドバイスをお願いします。

自分で実際に訪れて感じた思いを大切にすることが一番重要であると考えています。そのため私が現地のことで何か言うというより、まずは、自分で現地に足を運んで欲しいと思います。

Soltilo Familia Soccer School Cambodia

和田 紳平氏(マネージャー)

〇経歴
2016年 JP voltes の選手
2017年 Western Phnom Penh の選手
2018年 おこしやす京都ACのスタッフ、ホテル「NINIROOM」の運営
2020年 Soltilo Familia Soccer School Cambodia

ウェブサイト:https://soltilo-cambodia.jimdofree.com/

フェイスブック:https://www.facebook.com/SoltiloSoccerCambodiaOFFICIAL

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