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「カンボジアの人々の健康と栄養改善を目指して!」福原氏(NOM POPOK ノムポポー) 今回、カンボジアで子供の栄養改善を目指し、健康的なお菓子を展開している福原さんにインタビューさせて頂きました。 貴社の業務内容について教えてください。 カンボジアの子どもの栄養改善を目指した事業をしています。主に学校や病院に栄養価の高い食材で作った健康的なお菓子を販売したり、訪問先の学校の子どもたちに、栄養改善のための授業などを行なったりしています。 お菓子と栄養教育でカンボジアの健康習慣を促進 なぜ栄養教育に着目したのですか? カンボジア国内には、慢性的な栄養不足の子供達が33%もいるというのが現状で、日本の家庭科のような食について学ぶ機会がありません。また、カンボジアの学校には、給食がないんです。 学校は2部制、3部制で午前中だけ勉強する人、もしくは、午後だけ学校に通う人に分かれていて、基本的には、家で食事をする形になっています。 そして多くの人は、食事を「お腹を満たすだけのもの」と捉えてます。(例えば、毎日お米としょっぱい魚のみで栄養バランスを無視した食事など。)このような状況下で、人々の食に対する健康意識、栄養バランスに課題を感じたのがきっかけでした。 カンボジアで現在の職に至るまでの経緯について教えてください。 両親はカンボジア人ですが私は日本で育ったので、2011年当時、27歳までカンボジアに来る機会は一度もありませんでした。しかし、会社が倒産したのをきっかけにカンボジアに来ました。非営利団体でインターンを経験し、その後、民間企業で働きました。こうした取り組みを始めたのは、カンボジア国内には、慢性的な栄養不足の子供達が33%いる事を知り、給食や家庭科の授業というのがなく、食について学ぶ機会がないというのを目の当たりにしました。そして、このような社会問題の解決を目指すビジネスをしたいと考えて始めたのが『ノムポポー』です。 なぜお菓子を商品化しようと思ったのですか? 休み時間になると子供達は校内の駄菓子屋さん(売店)でお菓子を買うのですが、そのお菓子をより健康的で栄養のあるものにできたら健康改善や栄養教育にも良いのではないかと思ったのがきっかけでお菓子作りを始めました。 苦難に直面した際、乗り越えるためにどういった考え方をしていますか? 事業を進めていく中で判断しにくいことや、不安になることがあります。そういう時は『先ずはやってみよう』の精神で0.1ミリでも前に進めるようにしています。時には、想定をしていないような苦難にぶち当たる事も多くあります。しかし、行動した結果で問題が起きなら、その時に考えればいいと思えるようになり、どんな事があっても少しでも前進できるようにと考えています。 現在の会社で今まで一番嬉しかったこと、やりがいを感じることについて教えてください。 若者達の力を感じられた時です。最初の1年は、自分一人で学校での栄養の講義などを行なっていました。なぜならカンボジア人はシャイな人が多く、人前で話す事は無理だと思っていた時期があったからです。ですが、実際にカンボジアで多くの人、従業員に会った事でそれは固定概念だとわかりました。多くの若いスタッフ達は栄養について、新しく学ぶ事に対する意欲も高く、人前でも堂々としている姿を見ていると頼もしくもあり、嬉しい気持ちになります。こういった人達がカンボジアに増えていったら未来は明るくなるなと期待しています。 福原さんが大切にしていることを教えてください。 会社を始める前も現在も、応援して下さる人達のおかげで会社が成り立っているので常に感謝の気持ちを忘れないようにしています。なかなか上手くいかなくてイラッとしてしまう時も度々あります。しかし、上手くいかなくても常に人との関係があってこそ自分自身があるので常に感謝の気持ちや、相手を思いやる心を持つように心がけています。 …

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