1994年以来最低となるGDP成長率

世界銀行は、COVID-19の影響による観光や製造業の輸出、建設などの主要セクターへの打撃により、2020年のGDP成長率がマイナス1%からマイナス2.9%の間まで後退し、1994年以来最も遅い成長率を記録すると予想している。

「COVID-19時代のカンボジア」(Cambodia in the time of Covid-19)というレポートによると、財政赤字は過去22年間で最高レベルに達し、公債は、2020年のGDPの35%まで上昇する可能性があると書かれている。

カンボジアの成長の70%以上と、40%の雇用を占めていた上述した3つのセクターの推進力の崩壊は、180万人の雇用を危険にさらすことで経済成長の衰退をもたらすことにつながる。

衣料品や貿易などの主要セクターに関わる世帯の貧困は、ベースライン(マイナス1%)よりも3〜11%高く、Covid-19終息後も増加する可能性がある。

レポートによると資本流入は弱まり、不動産価格の緩和を引き起こし、建設ブームを終わらせる可能性があると書かれている。

世界銀行のイングナ・ドブラジャ氏(Inguna Dobraja)によると「COVID-19による世界的な打撃は、カンボジア経済に大きな打撃を与えました。私たちは、この危機を効果的に対処し、回復するために経済を強化します。」と述べている。

世界銀行は、COVID-19の対応策として、緊急の経済的救済と公衆衛生の保護、短期的における経済回復を支え、短期的視野でマクロ経済と社会の回復力を促進することを目的とする政策を推奨した。また、発生を抑制し、影響を受けた世帯と労働者および企業に財政援助を提供するための緊急措置に関して言及した。さらに、堅調な回復を促進するために、政府はマクロ経済および金融セクターの安定を確保し、貿易および投資改革を加速し、さらにデジタル技術への迅速な対応を奨励する必要があると述べた。

(各種ニュースサイトを参考に、編集・作成しています。)