麻疹患者急増

カンボジア国内で今年の4月までに確認された麻疹(はしか・ましん)患者は341名に上っており、昨年の同時期の44名から大幅に増加している。

先月29日の世界保健機関(WHO) の報告によると、感染者の65パーセントが予防接種を受けていなかった。

WHOカンボジア代表のリー・アイラン医師(Li Ailan)は、「新型コロナウイルスの危機の中で、麻疹のような予防接種で防げる病気の発生率が増加しており、子供や地域を守るための定期的な予防接種をし続けることはこれまで以上に重要です。」

近年、麻疹患者は世界中で急増している。カンボジアは2015年に撲滅宣言をしたが、再発生の恐れは依然として残っている。

WHOの報告によると、カンボジア人のほとんどが保健センターや病院で定期的な予防接種を受けている。しかし、麻疹だけでなく風疹や百日咳の突発的な発生の恐れもあるという。当局は、新型コロナウイルス蔓延の中で更なる社会的緊張は避けなければならないとして、子供たちのワクチン接種を強く勧めている。

カンボジア保健省は、2000年に予防接種制度を拡充するために国家予防接種プログラム(NIP)を開始した。このプログラムは、ワクチンで予防可能な疾病を制御、排除、撲滅することで国民の健康を促進することを目的としている。

現在はNIP、WHO、ユニセフやその他の協力機関が緊密に連携し、プログラムの予防接種運動を推進している。

これらの機関は、実際に地域に訪問して予防接種を実施し、チャム族やベトナム人のコミュニティなど、保健センターや病院を訪れる機会の少ない子供たちの支援をしている。また、新型コロナウイルスの予防のためのアドバイスも行っているという。

30日、NIPの担当者であるオーク・ヴィチット氏(Ork Vichit)はこれらに関するコメントを控え、報道官のオウ・ヴァンダイン氏(Or Vandine)とリー・ソヴァン氏(Ly Sovann)からの回答を期待したが、両名から回答は得られなかった。

麻疹は感染力が非常に高く、急性呼吸器不全の恐れもある。WHOによると、麻疹で死亡する患者のほとんどは5歳未満の幼児である。

2000年から2018年までに、ワクチンによって2,300万名以上の命が救われたとWHOは発表した。

 

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