首相、デジタル時代における女性の社会進出を強調

フン・セン首相は、26日にテレビ会議で開催された第36回ASEAN首脳特別会議において、「デジタル時代における女性の社会進出」について触れた。

首相は、新型コロナウイルスが発生して以来特に、デジタル技術がますます生活に浸透しており、その時代の中で女性が活躍することは非常に重要なことであるとした。同時に、女性の社会進出は持続可能な開発目標2030(SDGs2030)においても大切な要素であると述べた。

また、現在の状況では、新型コロナウイルスよって女性の方がより大きな経済的、社会的な影響を受けているという調査結果を示した。特に開発途上国の女性は、サービス業や非正規雇用で働いている人がほとんどであるため、正規雇用者のみを対象とした社会保障を受けることが出来ていないと説明した。

そして、経済発展のために必要な女性の潜在能力の発揮が未だ不十分であるという現状を指摘した上で、デジタル時代の到来の中で、女性の活躍は男女平等や社会と経済の包括的な発展を促進させる良い機会であるとした。

首相は、ASEAN諸国の首脳陣や代表、特に民間企業の経営陣は、女性が自分の活躍できる機会を得られる環境作りに積極的に参加しなければならないと述べた上で、引き続き女性の活躍に高い優先度を置いて、以下の問題に焦点を当てるべきだとした。

「まず第一に、情報通信サービス(ICT)の利用機会の提供です。低価格なICTサービスのための包括的な政策を打ち立てるとともに、女性が簡単かつ安全にICTサービスが利用できる仕組みを作り、投資をする必要があります。」

「続いて、科学・技術・工学・数学の教育を進め、ICTに関連した新しい知識を得られるようにする必要があります。」

「三つ目は、中小企業やICT業界などに向けたビジネス開発に関する知識を提供し、女性の経済や金融部門への参加を促進させることです。これには、社会保障制度の保護範囲を広げ、またアフターコロナの経済復興の枠組みの中で女性の国家経済成長への参画を進める政策も必要でしょう。」

「第四に、中小零細企業や女性起業家のニーズに応えられる環境作りです。デジタル部門の立ち上げのために必要な組織的能力の向上や、デジタル技術の利用の促進、融資を受けやすい体制づくり、その他のトレーニングをするべきでしょう。」

「また、女性が十分かつ安全にデジタル経済の利益を得られるように、デジタルリテラシーや個人情報保護に関する知識も提供しなければなりません。」

「最後に、デジタル時代の女性の社会進出に関する新たな試みに挑み、経験を積むと同時に、それらをASEAN各国と共有する必要があります。」

 

(各ニュースサイトを参考に編集・制作しています)