農林水産大臣が干ばつや土壌劣化を警告

6月17日は「砂漠化および干ばつと闘う国際デー」として定められている。それに合わせて先月30日にプレア・ビヒア州ロービング地区(Rovieng)ロハスコミューン(Rohas)のカンポット村(Kampot)で、「食糧、飼料、繊維の持続可能な生産と利用」をテーマにした協議会が開かれた。その中で、ベン・サコン農林水産大臣(Veng Sakhon)は、森林伐採や環境破壊、気候変動が原因で土壌の質が低下していると報告した。カンボジアは1994年10月15日に国連の砂漠化対処条約に署名している。

大臣は、土壌の質の低下が農業に経済的な悪影響を及ぼしているとした上で、環境・生物多様性・天然資源の保全を第一の目的とした本条約によって規定された活動を履行するために、世界の国々と協力しなければならないと述べた。

「土壌は人間、動物、植物の生活の一部です。農業開発と持続可能な事業は、食料の安全や貧困削減、気候変動への対応のために必要です。」

大臣は、世界的な人口増加によって農地の需要が高まっており、また食糧・飼料・繊維の生産量は最大70パーセント増加する中で、2億5,000万人以上の生活が支えられていると述べた。

さらに、経済成長率の鈍化と社会活動や環境活動の低下は、土壌の質が低下したことと大きな関係があるとコメントした。

「農業にとって土壌は必要不可欠であり、土壌の質を確保するためには、農家や農業ビジネス関係者をはじめとする全ての人が一致団結して問題解決に取り組まなければなりません。」

大臣は、問題解決のためには科学的調査、土壌侵食を防ぐための森林再生、気候変動の緩和、生物多様性の保全、農薬や肥料の使用量と採掘量の削減が効果的だと発表した。

プレア・ビヒア州のプラク・ソバン知事(Prak Sovann)は、農業を多様化し農地の生産性を高めることで、土壌の質を確保できるとコメントした。

知事は、州内の農家、農業ビジネス関係者、関連当局が協力して食糧の量と質を向上させており、国内需要と輸出に応えられるようにしているとした。また、民間企業に対して、国内への供給と輸出に向けた生産を拡大させるため、州の農業に対する投資の見込みを調査するよう呼びかけた。

ソコン氏は、これは科学的研究、表土品質の侵食を防ぐための植林、気候変動の削減、生物多様性の保全、農薬や肥料の使用の削減、採掘の削減を通じて効果的に実施できると語った。

 (各ニュースサイトを参考に編集・制作しています)