空港ラウンジで感染対策不足の現状

 

カンボジア国内では、新型コロナウイルス感染予防のため、施設や企業単位での対策が取られているが、空港の出発ラウンジでは個人単位での対策が怠られているようだ。

今月1日、コロナウイルス感染者数増加のためマレーシアとの国際線が運航停止になった。この決定は、17日から21日までのクメール正月代替休暇中の感染者数を抑えることを目的にしている。

また経済財政省は保険会社10社に対し、カンボジアに入国するビジネス関係者がそれぞれの保険に加入することを許可した。しかしながら、この措置にも入国前72時間以内に実施された検査における陰性確認と、入国時の再検査および2,000ドルのデポジットが必須になる。

保健省の発表によると、今週新たに確認された数を含めて、感染者はのべ243名でうち210名は回復している。また、219名は海外からの入国者で、24名は国内での感染だという。なお死者は出ていない。

フン・セン首相は、最近国民の感染予防に対する意識の低下を指摘した上で、あらゆる感染対策を実行するなど予防の意識を忘れないよう国民に改めて呼びかけた。

「十分な警戒をするべきです。呼吸器の疾患は極めて重く、特効薬などの治療法も確立されていません。」

プノンペン国際空港の出発ラウンジでの感染対策も怠りがちのようである。多くの人がマスクを着用し、中には防護服を着ている人もいる一方で、ソーシャルディスタンスの確保は十分ではないようである。また、ラウンジに入る際に検温や手の消毒なども行われていなかった。

WHOは、いくつかの簡単な対策を行うことで感染を予防できるとして、定期的なアルコール消毒や、石鹸を使った手洗いをするよう呼びかけている。

また、人との距離を1メートル以上保つことも重要である。咳やくしゃみ、発話によって鼻や口からウイルスを含んだ可能性のある唾などが飛沫する。それを近くの人が吸い込み感染してしまう恐れがある。同様に、人混みを避けるべきである。人が多い場所では、感染者に接触するリスクが上がると同時に、1メートル以上の距離を保つことも難しくなる。

これらの感染対策が不十分であるのは空港だけではない。ナイトクラブやカラオケは新たな許可を得て営業を再開しているものの、週末には人が多く出入りし、ソーシャルディスタンスの確保が不十分である。ショッピングモールでは入店時の検温や消毒液の設置がされているが、会計の待機列では、距離を保つための目印が無視されている。

感染者数が増加する中、専門家は、事態がさらに拡大する前に企業と消費者が連携して真剣に対策に取り組むべきだと警告している。

 

(各ニュースサイトを参考に編集・制作しています)