未画定である国境付近のベトナム兵士の撤退

カンダル(Kandal)州の未画定の国境付近で31のテントを張っていたベトナム兵士は、1985年に締結されたベトナム・カンボジア国境画定協定と2005年に調印された国境画定補足協定に違反するとして、カンボジアによる外交通告により撤退させられた。

カンダル(Kandal)州の政府関係者であるコング・ソプホーン氏(Kong Sophorn)によると、ベトナム兵士は、ルークデック(Loeuk Dek)とコトム地区(Koh Thom)の国境沿いにテントを張っていたため、撤収させたと述べている。

ベトナム人民評議会議長であるグエン・タン・ビン氏(Nguyen Thanh Bin)からの手紙によると、コロナウイルス対策の一環として、違法侵入者を防ぐために一時的にテントを張っていたそうだ。

外務省は、外交通告の内容は、各協定に定められた位置までベトナム兵士を迅速に撤退させ、両国の良好な関係を継続し、今後このような事態が起こらないようにすることを求める通告であると発表した。

カンボジア王立アカデミーの校長であるソックタッチ氏(Sok Touch)によると、“ベトナムは言い訳で、逃れようとしています。もし、ベトナムがカンボジアからの侵入者を気にしているのならば、なぜ、もっと前から兵士を国境付近に配置しなかったのでしょうか。また、コロナウイルスの影響によりベトナムは完全に国境を封鎖しています。カンボジアからベトナムに入国するする人はいるでしょうか。”と述べています。

また、国境委員会のバー・キム・ホン氏(Var Kim Hong)によると、“現在未画定である国境にテントを張ることは、おかしいことです。現在国境の84%が画定されていますが、残りの16%は、両国の意見の対立により未だ画定されていません。その原因として法的問題と技術的問題があります。技術的な問題に関しては、使用する地図を決めなければならず、今後、委員会で集まり、本国の利益のために対応しなければなりません。”と述べている。

(各種ニュースサイトを参考に、編集・作成しています。)