従業員2名死亡、掘削会社責任問われる

2日、カンボジア建築木材労働組合連合会(BWTUC)と労働者人権連合センター(Central)は、先月29日にカンポット州の山の掘削作業中に起きた落石で作業員のコン・タルさん(Kon Tal・31歳 )とメン・ロンさん(Menh Ron・34歳)2名が死亡した事故後、工事会社による業務を停止させるよう政府に要請した。

BWTUCは、工事を担当したカンポット産業経済特区の会社が、適切な安全性や技術上のガイドラインに従っていなかったと指摘した。両団体は共同プレスリリースの中で、当該会社を厳密に調査する必要があると述べた。

会社は、タイ・ブーン・ルーンセメント株式会社(Thai Boon Roong Cement Co Ltd)と契約しており、セメント用の材料を供給していた。

BWTUCのソウ・チュロン副代表(Sou Chhlonh)は水曜日、発破現場で2名の作業員が死亡した後、連合会のグループによる調査によって、安全と技術に関わる基準に重大な不備があったと発表した。

「発破現場の作業員は制服や防護服を着用していませんでした。作業現場は非常に危険な場所であったと言えます」

センターのプログラム・コーディネーターであるクン・タロ氏(Khun Tharo)は、作業現場の安全対策が不十分であっただけでなく、会社が労働省の運営する全国社会安全連合(NSSF)に登録していなかったと報告した。NSSFは労働者に一定の手当 を保障するためのものである。

クン氏は、「掘削会社はすでに被害者遺族に対し35,000ドルを支払っていますが、会社がNSSFに登録していないため遺族は雇用法に基づく給付を受け取ることが出来ません。」「会社の過失を踏まえ、我々は関係当局に対し同社の営業を一時的に停止するよう要請することを決定しました。また同様に、透明性のある調査の定期的な実施も要請します。同社については、従業員が雇用法に基づく給付を受けられるように、即座にNSSFに加入しなければなりません。」とコメントした。

カンポット州労働職業訓練局のウン・ポー・ヘン局長(Ung Por Heng)は、遺族による葬儀の準備が完了した後、専門家を現地に派遣すると発表し、

「会社は遺族たちにそれぞれ35,000ドルを支払っており、遺族側もそれ以上の要求はしていません」と述べた。

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