平和維持部隊がマリから帰還

80人の隊員から構成されるカンボジアの平和維持部隊が、10日に派遣先のマリ共和国から帰還予定である。新型コロナウイルスのリスクがある中での人道支援を続行するため、現地には8日に代替部隊が派遣されている。

8日、国立国連平和維持・地雷処理爆発性戦争残存物処理センター(NPMEC)のセム・ソバニー将軍(Sem Sovanny)は報道陣に対し、隊員たちはコンポンスプー州のセンター本部で健康診断と14日の隔離生活を送る予定だと報告した。

「彼らは本日(10日)、の午後8時から9時頃に到着予定です」「隔離期間を経て、陰性が確認された隊員のみ家に戻ることができます」

代替部隊の80名の隊員のうち8名は女性である。この部隊は保健省のガイドラインに従って出発前に14日間の隔離生活を送り、さらに現地に到着した際にも2週間の隔離が求められる。

「部隊には、爆発物処理やエンジニアリングなど、マリで様々な任務が与えられます。先日出発した部隊は空港のメンテナンスを担当することになる予定です。」

隊員たちは、キダル地域に2つある国連のキャンプ地に駐留する予定である。

ソバニー氏は、この人道支援は国連の指揮の下で実施され、カンボジアからの部隊派遣は2018年に行われた第73回国連総会でのフン・セン首相の発言に拠ったものであると述べた。

総会の中で首相は、反政府派が平和維持部隊に向けて攻撃し、多数の死傷者が出たため、平和維持活動は困難に直面しているとコメントした。

「私たちは、国連平和維持活動の犠牲者たちに心からの謝意を示します。彼らの死と犠牲を無駄にしてはならず、これからもこの任務を遂行していきます。」

またソバニー氏は、フン・セン首相とアントニオ・グテーレス国連事務総長(António Guterres)の間で平和維持活動の協力に関する書簡のやり取りがあったことを明らかにした。

書簡の中でグテーレス氏は、国連はホスト国と協力して感染症拡大防止に努め、平和維持活動への影響を減らすよう尽力すると伝えた。これを受けて首相は、人道支援を継続し、世界平和の構築と維持に向けた努力は惜しまないと約束した。

「我々は感染症で上級隊員を失いましたが、それでも引き続き平和維持活動の任務を遂行することを約束します」とソバニ―氏は決意を語った。

今年の4月以降、派遣された隊員のうち10名に新型コロナウイルスの感染が確認されるという危機に陥った。さらに、マリのトンブクトゥ市での国連多次元統合安定化ミッションにはサー・サヴィ上級隊員(Sar Savy)が新型コロナウイルスによって死亡したことにより、隊員たちの健康状態が危惧された。

ソバニー氏は、カンボジアは小国でありながらも紛争多発地帯に平和維持部隊を積極的に派遣しており、過去10年間で多数の海外任務を達成したと述べた。また、派遣開始以来17パーセント増加した女性隊員にも言及し、女性隊員を派遣している127か国の中で17位、東南アジア諸国の中では2位に位置していると発表した。

「このような成果は、紛争に苦しむ国々に平和をもたらしたいという思いの表れであり、とても誇りに思います。」

また、首相の指示の下で、政府は戦闘ではなく平和維持活動のために部隊を派遣しているとコメントした。国防省によると、カンボジアは現在787名(うち76名は女性)の隊員をレバノン、スーダン、南スーダン、マリ共和国、中央アフリカ共和国を含むアフリカや中東に派遣している。

 

(各ニュースサイトを参考に編集・制作しています)