チクングニア熱拡大中

保健省のOr Vandine氏は、チクングニア熱が国内の15州にまで広がっており、約1,700名に感染の疑いがあると発表した。

病気の媒体となるネッタイシマカは流れのない水辺で繁殖するため、そのような繁殖地をなくすことが感染拡大防止に効果的であるとVandine氏は述べた。

国立寄生虫学昆虫学マラリア研究センターのデング熱プログラム(*1)は、感染が疑われる症例数のレポートを提出した。それによると、症例数は州によって大きく異なるという。

「前回の報告では12の州で発症が確認されていましたが、さらにコンポントム州、バッタンバン州、カンダール州の3州で発症が確認されました。」

上記の3州以外では、ストゥントレン州、パイリン州、ポーサット州、ウドンメンチェイ州、カンポット州、トボンクムン州、タケオ州、プレアシハヌーク州、プレアビヒア州、バンテイメンチェイ州、コンポンチャム州、シェムリアップ州で発症が確認されている。バンテイメンチェイ州、ウドンメンチェイ州、プレアビヒア州、シェムリアップ州、ストゥントレン州、プレアシハヌーク州、バッタンバン州の7州では、感染の疑いがあり検査を受けた人のうち、72.4%が感染していた。

Vandine氏は、蚊が繁殖する雨季は特に注意して予防に努めるよう呼びかけた。

感染した人のほとんどが回復している一方で、一部の人は病院で治療を受けている。

感染の疑いがある症例は特にシェムリアップ州で467件から674件と急増しており、コンポンチャム州でも146件から280件に、カンダール州では142件から164件に、バンテイメンチェイ州では211件から227件に増加している。

7月23日の保健省からの発表によると、チクングニア熱は1953年にアフリカで初めて発症が報告された。カンボジアでは1961年にパスツール研究所によって確認され、2011年にはさらに多くの感染が見つかっている。

チクングニア熱は蚊を媒介とするウイルス性の病気で、主な症状として突然の発熱や激しい関節痛が挙げられる。また、疲労感や筋肉痛、頭痛、発疹などの症状も見られる。通常、命に関わるほどではなく数週間で完治するが、デング熱やマラリアとの合併症を引き起こした場合は死に至ることもある。

予防策として、対デング熱用の殺幼虫剤が有効であるとされる。また就寝時の蚊帳利用も効果がある。

シェムリアップ州のBou Savy知事は、自身の5人の子供のうち3人が感染し病院で治療中だと述べ、市民に注意を呼び掛けた。

「雨が降った時は地面や道端の草が濡れているため、子供たちの遊び場所に困っています。」「病院にかかった人の多くが同じ病気だそうです。私の家の周りにも患者の方がいて、すぐに感染が広がっていきます。」「蚊取りスプレーの効果は長くは続かないので、家にある水の溜まった容器をこまめに洗うなど、衛生管理をしっかりする必要があります。」

 

*1 National Dengue Control Programme of the National Centre of Parasitology, Entomology and Malaria Control

 

(各ニュースサイトを参考に、編集・制作しています)