コロナ禍での中小企業の実態、明らかに

フェイスブック上での調査によって、カンボジアの中小企業(SMBs)は新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少し、そのうち39%の企業は人員削減を行っていることが分かった。

現金流量の問題は抱えているものの将来に対して前向きに考えていると回答した企業は、全体の52%を占めた。

この調査は、フェイスブックと経済協力開発機構と世界銀行の共同で、5月28日から31日まで行われ、今月21日に結果が公表された。

回答者のうち、少なくとも222名はフェイスブックビジネスページの管理人であり、各々の意見を共有しあった。

よる経済的影響と各企業の対応策の把握をするために実施された。また、中小企業の意見を社会に伝え、企業の現状を評価することも目的の一つである。

フェイスブックのCOO、Sheryl Sandberg氏は報告書の冒頭で以下のように述べた。

「中小企業は我々のコミュニティの中心です。そして、グローバル経済の表舞台には出ない隠れたヒーローなのです。」「コーヒーショップや書店、レストランから、配管工、ウェディングプランナー、グラフィックデザイナーに至るまで、世界中の中小企業によって雇用と経済成長が生みだされ、貧困と所得格差の是正に貢献しています。」「しかし、彼らは人生最大の課題に直面しています。新型コロナウイルスの流行は、公衆衛生上の問題であるだけでなく、中小企業を前代未聞の危機に陥らせる経済的な問題でもあるのです。」

リーリーフードインダストリー株式会社(*1)のCEOであるKeo Mom氏は、プノンペン・ポストに対し、自身の会社も感染流行により売り上げが減少したと語った。

一方で、会社は現金流量の問題に悩まされ、非常に厳しい経営環境に直面しているものの、従業員数の削減には踏み切っていないという。

この調査では、特に観光業とサービス業が最も大きな影響を受けており、それが個人消費の落ち込みにも繋がっていると報告されている。

世界的に見ても、この2業界の約半数の企業が休業や閉業に追い込まれているという。従業員が社長のみという最小規模の経営をしている企業は、他の企業よりも閉業率が高く、また経営者の男女格差も見られるという。

報告書では、女性経営者の企業は、男性が経営する企業よりも閉業率が高いと示されている(カンボジアでは4%ほど閉業率が高い)。これは、女性を中心とした企業の方が、感染流行の影響を受ける業界に集中しているからだと考えられている。

このような状況の中で、カンボジアの中小企業は新たな環境に適応するため変化を続けており、売り上げを維持するためにデジタルのプラットフォームに進出し始めている企業も多い。

フェイスブック上で活動している企業の41%が、最近の売上の25%以上をオンライン上での取引が占めていると回答した。

Sandberg氏は、「起業家たちは立ち直る力を持っており、明るい将来像を描いている人が多いです。とはいえ、具体的な方法は不鮮明であり、政府などからの支援が必要になるでしょう。」「この報告書によって最も効果的な支援が行われることを願っています。世界中の企業にとって厳しい時代ですが、フェイスブックは出来る限りの支援をしていきます。」とコメントした。

*1 Ly Ly Food Industry Co Ltd

(各ニュースサイトを参考に編集・制作しています)