キャッサバ輸出促進へ新法公布

政府は、国際市場への輸出のための加工を促進し、業界への投資を誘致するため、2020年から2025年のキャッサバの国家政策に関する法案を承認した。法案は、8月14日、フン・セン首相が議長を務める閣僚理事会の非公開閣議で承認された。

法律は、カンボジアおよび世界市場向けの持続可能な生産者、加工業者、供給業者を育成する目的があると政府は述べた。

この政策では、3つの主要な目的を掲げている。まず、伝統的または家族ベースのキャッサバ経営から商業生産への移行と、農業従事者が高収入を得て土地の管理を可能にし、変化する人々のニーズに応えることができる農業技術の適用、気候変動に対応した農業を目指す。2つ目は、付加価値のあるキャッサバ製品を市場へ迅速に供給することができるようキャッサバ加工業者のサポートと、民間企業への投資をさらに増やすための取り組み。3つ目は、市場の浸透と規模の拡大、貿易プロセスの合理化、不必要なコスト削減により、輸出に関連する事業体間の統一的なアプローチを通じて、競争力のある貿易優位性を生み出し、維持する。

カンボジアの国連開発プロジェクト(UNDP)の駐在員代表、Nick Beresford氏は、キャッサバの国家政策2020-2025がキャッサバ部門のバリューチェーンを構築し、明確なビジョンを設定してこの拡大する部門からの利益の多くがカンボジアで享受されると述べた。同氏は、この政策はキャッサバの加工能力を強化し、国内市場に供給する最終製品の品質を向上させ、国際市場で競争することを目的としているととも語っている。

現在、キャッサバはカンボジアの主要な輸出農産品の1つであり、国内総生産(GDP)の3〜4%を占めている。

11月のUNDPの調査では、キャッサバへの投資は、米の生産、家畜、食品・飲料、観光セクターへの投資よりも収益性が高い可能性があることがわかっている。キャッサバ部門からの直接的な財政利益は、10年間で約1億3,000万ドルと推定される。

昨年、カンボジアは329万トンを超えるキャッサバを輸出し、2018年の259万トンから27%増加したと農林水産省は報告している。

 

キャッサバ芋はタピオカの原料であり、世界中の熱帯にて栽培される。