カンボジア政府がタイへの国境制限の強化を発表

サー・ケン内務大臣(Minister Sar Kheng )は昨日、国境検問所での措置を強化し、カンボジア移民労働者がタイに入国することを防ぐよう地方当局に要請した。この指令の背景には、家族を支援するためにタイへ入国し仕事を求める移民労働者の現状があり、ケン氏は彼らの窮状を認め、人身売買などのターゲットになりうる脆弱な立場を指摘した。

ケン氏は2019年の人身売買に関する報告を発表するための年次総会で、カンボジアの移民労働者が国境を超えるように説得し、採用する人材斡旋業者の追跡と逮捕を命じた。ケン氏は、「国境は現在封鎖されているので、タイへの違法な移住をしないようにしてください。皆で協力をし、移民労働者が国境を超えないよう、また人材斡旋業者の逮捕を要請します。」と述べた。

 

また、反人身売買国家委員会(National Committee for Anti-Human Trafficking)の副議長であるチョウ(Chou Bun Eng)氏は、「最近の違法な国境を越える試みは国の人身売買の第二波です。COVID-19による封鎖がタイで行われている間、多くの人材斡旋業者が不法に国内へ連れ戻そうとし、5月9日にタイのサケーオ州で68人のカンボジア人が逮捕されました。そのような行動はただお金と時間を費やすだけであり、再発を防ぐため国境の制限を強化するよう当局に要請します。」と述べた。

昨日発表された反人身売買国家委員会の2019年の報告では、合計169件の人身売買の事例が明らかになった。これらから、229人の容疑者が逮捕、445人の犠牲者が救出され、犠牲者のほとんどが社会局に送られるか家族に連れ戻された。

(各種記事を参考に作成・編集しています。)