カンボジア・経済

カンボジア経済

主要産業 農業(GDPの25%)、工業(GDPの32.7%),サービス業(GDPの42.3%)(2017年、ADB資料)
名目GDP 約241億米ドル(2018年,IMF推定値)
一人当たりのGDP 1485米ドル(2018年,IMF推定値)
物価上昇率 3.3%
失業率 不明
貿易総額 輸出 113億米ドル
輸入 143億米ドル
通貨・為替レート リエル(1米ドル=4081リエル、2019年7月時点。カンボジア中央銀行資料)
輸出 米国(21%), 英国(9%),ドイツ(9%),日本(8%),

中国(7%)((注)マカオ,台湾,香港を除く本土のみ)

輸入 中国(37%), タイ(16%),ベトナム(12%),シンガポール(4%),日本(4%)

 

 

経済概況

カンボジア経済は2004年から2007年の4年間,GDP成長率は10%を超える高い経済成長を記録した。しかし,2008年のサブプライムローン問題に端を発した世界不況の影響を受け,2009年の経済成長率は0.1%まで落ち込んだ。しかし、翌年の2010年には6.1%にまで回復し,2011年以降は7%の成長を維持している。経常収支及び財政収支は慢性的に赤字であり,2018年(IMF予測値)では,前者は-10.8%(対GDP比),後者は-3.5%(対GDP比)と予想されている。堅調な縫製品等の輸出品,建設業,サービス業及び海外直接投資の順調な増加により,今後も安定した経済成長が見込まれている。

 

日本との対日貿易

貿易額 日本への輸出 約1776億円、日本からの輸入 約466億円
主要品目 日本への輸出―衣類、履物、バッグ類

日本からの輸入―一般機械(建設機器等),輸送機器(車両,バイク等),食料品(肉類等),電気機器,織物用糸及び繊維製品機器

 

日本からの直接投資 (1)投資承認額(カンボジア開発評議会(CDC))

約63百万ドル(前年は約822百万ドル(リゾート開発,ショッピングモール等))

(2)投資対象分野,進出企業

縫製,製靴,自動車部品,医療,建設部材,小売業大手,ホテル等

(3)2007年6月,「投資の自由化,促進及び保護に関する日本国とカンボジア王国との間の協定(いわゆる日カンボジア投資協定)」に署名し,2008年7月末に発効した。
(4)2015年1月,「航空業務に関する日本国とカンボジア王国との間の協定(いわゆる日・カンボジア航空協定)」に署名し,2016年5月発効した。2016年9月に成田・プノンペン間の直行便が就航した。

 

 

カンボジアの現状と課題

過去20年間、衣料品の輸出と観光に牽引されて、カンボジアの経済はGDPが平均7%以上の成長率を誇る。1998年から2018年にかけて、世界で最も急成長している国の1つとなっている。

カンボジアでは貧困が引き続き減少している。世界銀行によると、貧困率は、2007年の47.8%から2014年には、13.5%へと減少している。

今後さらなる貧困層への支援、競争力の育成、天然資源の持続可能な管理、公共サービスの向上などの改革などが重要になってくる。カンボジアでは、都市部と農村部をつなぐ交通網の改善、農村部でのインフラの普及などの課題がある。また、経済のさらなる発展には、起業家精神の育成、テクノロジーの利用拡大、新たなスキルの構築が必要である。カンボジア政府は、2030年までに中所得国になるという目標を掲げており、これの達成には人材育成が最も重要な課題である。