カンボジア人の食事について

カンボジア人は、友人を食事に招くのが好きです。ちょっと仲良くなると、食事に誘われたり、自宅に招かれたりします。彼らの文化では「同じ釜の飯を食う」ことは、双方の距離を縮めるにあたり、大切な事のようです。

一般的なカンボジア料理としては、お米と、焼き魚や肉、野菜、それからスープがよく出てきます。スプーンとフォークを使って食べるのが一般的です。

お米は日本とは、米の種類も炊き方も、水の硬度も異なるので、初めて食べる方は少し硬い印象を受けるかもしれません。この米に、スープを少しずつかけて食べたりします。

 

慣れないクメール食、お腹の心配をされる方もよくおられます。基本的に火が通っているものを重点的に召し上がって下さい。

要注意なのは生野菜です。付け合わせでグリーントマトやキュウリが出てきますが、カンボジア人でも時々これでお腹を壊すことがあるくらいなので、基本的には避けた方が賢明です。栄養もさほどありません。

 

また野菜の漬物の様な、いわゆるピクルスがセットで付いてくる事がありますが、これも大量に摂取するのはお勧めしません。

お店の衛生状況に応じて、サラダを口にするかどうか判断して下さい。それ以外の、火の通った肉や野菜、スープなどは、さほど心配は要りません。よく火が通っているかどうかだけチェックして下さい。

パーティなどで供される焼き魚は、時々ですが中まで火が通っていない事もあり、同じくパーティでよく出る、冷製の鴨肉と並んで胃腸にリスクを与えてきます。

 

それから、街中でよく歩き売りされている小さな貝類ですが、これまた、当のカンボジア人でもたまに当たります。貝は神経毒でダメージが大きいので、特に注意です。貝と生卵は、冒険心でうかつにチャレンジすると酷い目に遭います。

 

カンボジアの食事は基本的に「シェアする」文化です。

だからなのか、ピザなどはカンボジア人にも喜ばれます。(田舎から来たばかりの人などは、チーズに慣れていない場合もあります)

ここで気をつけたいのは、シェア文化ではあるものの、「食べ残しを人に勧めるのは失礼にあたる」という点です。シェアする時は口を付ける前に、取り分ける様にしましょう。

 

さて、カンボジア料理も日本食も、どちらも「お国の食文化」ですので、当然の事ながら何から何まで双方が理解し合えるわけではありません。

我々が美味しいと思っている日本食も、他国で受け入れられない部分がある様に、カンボジア料理にも、日本人が食べて美味しいとは思えない部分もあります。

例えばカンボジアの人が好む辛さなどは、日本人の我々の基準からすると、いささか衝撃的と言うか、何かの罰ゲームかと思うレベルです。

 

そういうものはそういうものとして、素直に「食べれない」と言って良いです。別にカンボジア人も、何から何まで外国人に食べて欲しいとは思っていません。カンボジア人の中にも、カンボジア料理の好き嫌いはあるからです。

 

ただ、カンボジア人が日本食の食べられないものがあった時にも、「美味しくない」という人もいれば「私の口には合わない」「食べ慣れない味」と気を使って表現する人もいます。これは万国共通のマナーかと思います。

他国の食文化に敬意を持ちつつ、美味しく食べられるカンボジア料理を探しましょう。味付けを自分で調整できるメニューもありますので、何から何までカンボジア人と同じ辛さに耐えなければいけないわけではありません。

大切な事は、テーブルを囲む皆が、国籍を問わずに楽しく美味しくご飯を頂く事です。