カンボジアの穴場〜観光スポットを見尽くしてしまった時は〜

皆さんこんにちは。今日はカンボジアでの訪問先のお話です。

実のところ観光スポットは、さほど多くはありません。

特に、有名なアンコールワット遺跡群はシェムリアプにあり、プノンペンでの観光地というと、3日もあれば全部回れてしまう程度です。

出張の際の週末など、時間を持て余している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このコーナーでは、そういった「有名どころを一通り見てしまった」方向けに、一風変わったカンボジアスポットを紹介していこうと思います。

 

プノンペンだけがカンボジアではありません。特に、プノンペンで働いているカンボジア人の多くは、田舎から出稼ぎに来ている人たちです。カンボジア地方農村部を見ずにして、カンボジアの良さは語れません。

 

ここ数年の話ですが、カンボジア人経営のNGOが自発的にツアーを企画し、地方農村部の小学校へ赴いてHIVや保健衛生の啓蒙教育などを行い、また簡易トイレや井戸の寄付、グラウンド整備などを行っています。

その経費は、参加するカンボジア人からの寄付で賄われているそうです。

都市部のカンボジア人が数多くツアーに参加し、自国の社会問題に向き合う姿は、先進国からの援助に頼り切りだった頃を思うと、時代の変化を実感します。

 

実際にツアーに参加したカンボジア人に、詳しい話を聞きました。

プノンペンの大学卒、30歳女性会社員の方です。

 

Q:なぜ今回のツアーに参加されたのでしょうか?

A:私は家庭や運に恵まれて、大学を出て今は仕事に就いていますが、カンボジアの田舎ではまだまだ教育環境が整っていません。田舎の子供はちゃんと屋根のある教室もなく、グラウンドは石だらけです。

また田舎では教員の給料も少ないため、学校の教師も多くありません。

私はまだ独身で子供はいませんが、田舎の子供達のために、少しでも何か役に立つ事があればと思い、今回のツアーに参加しました。

 

Q:参加されてみてどうでしたか?

A:大変楽しかったですよ!子供たちは皆かわいく、NGOスタッフさんの行う、HIV教育やドラッグ教育の為の寸劇も、真剣に見入っていました。

私は現金のほかに、プノンペンでお菓子を買って差し入れしたのですがそのお菓子にも喜んでくれた様で嬉しかったです。

 

Q:今回かかった費用はおいくらでしょうか?

A:ツアー参加費と、トイレ設営の寄付、学校への寸志、お菓子代、トータルで200$くらいでしょうか。私の給料からすると少なくない額ですが、毎月少しずつ貯金して、半年に一回こうしてツアーに参加しているんですよ。半年後にまた行ける様に、仕事と貯金を頑張ります。

 

Q:外国の方はツアーに参加していましたか?

A:今回は居ませんでしたが、別に禁止ではないそうです。あなたも興味があるなら、日本人のご友人と参加されはどうですか?

私たちは泊まり込みで行って、学校の敷地内に寝ましたが、外国の方はゲストハウスに泊まった方がいいかもしれませんね(笑)田舎は朝がとても気持ちがいいので、早起きしてお寺などに行ってもいいですね。

 

Q:こういうツアーに外国人が参加する事についてどう思われますか?

A:とてもいいと思います。カンボジアの問題はカンボジア人が考えるべきで、私たちも今回参加して良かったと思っていますが、実際の問題として、田舎の問題は、外国の人にはほとんど知られていません。

外国の人から見れば、ちょっと驚く様な環境で、子供達は勉強しています。かわいそうに思ってもらう必要はありませんが、応援はして欲しいと思っています。

 

以上、ツアー参加者へのインタビューでした。

カンボジアの人たちが主役となってのNGO活動、大変すばらしいと思います。

我々カンボインフォも、こういったツアーへの参加窓口になれればと思い、現在経費や活動内容詳細を調査中です。続報にご期待ください。