カンボジア活躍人
「Camiyui 海外美容師 福尾 みらい 氏」

現地ビジネスパーソンインタビュー「Camiyui 海外美容師 福尾 みらい 氏」

今回は、今まで2回行ってきましたビジネスパーソンとは業種、年齢が大きく変わって、20代若手ビジネスパーソン:海外美容師 福尾 みらい(25歳)氏に話を聞きました。

みらい氏

~ボランティア、インターンを経てカンボジアで働くことに~

 

Q.みらいさんの経歴を教えてください。

A.岡山県生まれ、岡山県育ちです。絶対にこれをしたい!こんな風になりたい!という夢とかは特にありませんでした。ただ、誰かのためになることをしたいという思いが元々あり、美容師であれば自分の手と技術で人を幸せにすることができる、人を大きく変えることができると思い、美容師を目指すことを決意。また、世界中どこにいても、自分の技術だけで仕事ができるというのも美容師を志した理由の一つですね。
高校卒業後は美容師の専門学校に入学。卒業後、大阪のある美容室に入社して、美容師として働き始めました。しかし、ボランティア活動や海外で働きたいという思いが徐々に膨らんでいき、美容室を退社して、カンボジアの美容ボランティアに参加。その後、海外インターンを経て、現在所属しているPROSOL社に入社。PROSOL社が共同で運営しているカンボジアのCamiyuiで働き始めました。

 

Q.カンボジアとの出会いは?

 

A.誰かを幸せにしたい、誰かのためになることをしたい!という思いから、ボランティアにはとても興味がありました。そんな中、偶然、NPO法人国際美容ボランティア協会が行なっているカンボジアでの美容ボランティア募集を見つけて、「行くしかない!」と思い、申し込みました。ボランティアの内容は、孤児院に行って子どもたちの髪を切ったり、国の歴史を学ぶために博物館に行ったりしました。カンボジアでのボランティア活動を行なっている中でカンボジアの魅力に引き寄せられていきました。
その後、一度帰国したのですが、またカンボジアに戻りたいと考えて、現在働いているCamiyui3ヶ月間、インターンとして働きました。その後、カンボジアで働こう、挑戦しよう!と決めて、1711月にこちらに移住、Camiyuiでの仕事を正式に始めました。
親にはボランティアの時点から反対されましたね笑。ただ、行きたい気持ちが強くて、親に反対されている中自分で勝手にパスポート申し込んだ時には激しい喧嘩になりました笑。最終的にはボランティアで行くことを許してくれましたが、インターン及び実際に働く決意を明かした時には気持ちはわかってもらえたものの半分呆れてましたね笑。

Q.カンボジアに来る決断のきっかけは?

 

A.タイミングがよかったことだと思います。もともと海外に興味がある中で、タイミングよくボランティアに来て、タイミングよくCamiyuiがインターンを受け入れていただきました。これらのタイミングが少しでもずれていたら、カンボジアで働いてなかったかもしれません。

また、私の年齢は25歳ですが、これはカンボジアの国民平均年齢とほぼ一緒です。(カンボジアの国民平均年齢は24歳です。ちなみに日本は46歳です。)カンボジアで最も多い年齢の人たちと同世代ということになります。同世代だからこそ伝わること、共有できることがあるのではないかと思い、今の年齢の内に行くことを決めました。

Q.みらいさんが思うカンボジアの魅力とは何でしょうか?

A.個人的な意見にはなりますが、この国と人の「雰囲気」がとても好きです。日本に比べて、とても自由。人もとても温かい。孤児院のボランティアに行った際も、元々はみんなの髪を切るために、何かを「与え」に行ってましたが、実際は孤児院の子どもたちから「与えられる」もののほうが多かった気がします。うまく言い表しにくいのですが、人生を楽しむというか生き生きと過ごすというエネルギーみたいなものをみんなからもらうことができました。

また、日本で働いてからカンボジアに来て一番感じたことは自分の「考える力」が成長していることです。自由だからこそルールがなかったりで難しい部分もあります。お店の集客に関しても、どうやって伸ばしていこうかをずっと考えています。SNSを活用したり、チラシを作ったりと試行錯誤してます。自分がやらないと変わらない。言い換えれば自分がやれば何かが変わる、変えることができるということを改めて感じて、まだまだできてない部分が沢山あるので、日々考えながら仕事してます。振り返ると日本では周りが完成されているあまり、そこまで考えていなかったことを痛感しましたね。また、今後の国の発展の可能性、日々街や国が変わっていくこともとても面白いです。

Q. カンボジアのヘア美容事情

A. 街を歩いていたらお気づきかもしれませんが、ほとんどの女性はロングヘアーです。日本であればショートからロングまで色々な髪型が流行っているのに、こちらではほとんどの人がロングです。男性も横刈り上げで、上が長め、前髪を流すというスタイルが一般的です。最近はボブスタイルにされる方も徐々に増えていってる気がしますが、もっと色々なヘアスタイルをカンボジアで流行らせていくことが一つの目標です。ただ、これらの髪型には歴史的背景もあると思います。ポルポト時代に処刑された人たちは、男性ならば坊主に、女性ならばボブスタイルに髪を切られてから処刑されていました。ボランティアで来ていた際にトゥール・スレン虐殺博物館を見学していて、虐殺された人たちの写真が貼られていますが、それを見ていてみんな同じ髪型だったことに気づきました。数十年たった今もその時の影響が髪型にも残っているのです。若い人たちはそこまで強く意識してないかもしれませんが、若者の祖父母や親世代の方々にはいまだにそのイメージが色濃く残っているようです。

歴史的背景からの影響というのはすぐに変えることはできないかもしれません。しかし、カンボジアの皆さんにも多くの髪型があって、多くの選択肢があって、自由な髪型や色で自分を表現してもらいたいです。そのためにも、もっとお店に多くのカンボジア人のお客さんが来てもらえるよう、頑張らないといけません。

Q.読者の皆さんへのメッセージ

A. カンボジアに来たおかげで、少しずつですが「考える力」がついてきて(考えるしかないというのもあります笑)、前向きになって、生き生きと仕事ができてます。今の髪結サロンを始め、周りの方々への感謝の気持ちを大切にしながらこのカンボジアで色々なことを経験していき、この国に名前を残したいと思います。色々な髪型を流行らすのも一つの目標です。そして、それにより得た経験を今度は日本に還元していきたいと考えています。よろしくおねがいします。長文を読んで頂き、ありがとうございました。

編集後記

若くもカンボジアに来て、熱い想いと夢を持って日々働いてる方にお話を聞くことができて、とても刺激になりました。また美容師様ということもあり、私が普段見ている視点とは違う視点からカンボジアを見ていて、知らないことを知ることができたことが嬉しかったです。また、この国の美容事情を変えたいという思いがひしひしと伝わりましたし、みらいさんの熱い想いがあれば変えていくことができると感じました。是非ともこの国に色々な髪型を流行らしてほしいです。みらいさんにお会いしたい方、髪を切っていただきたい方、一度Camiyuiまでお立ち寄りくださいませ。

店舗情報:
店舗Camiyui
住所#1, 63st, Sangkat Tunlebassac, KhanChamkarmon, Phnom Penh Cambodia
電話番号
023 986 419(JP)
フェイスブックページhttps://www.facebook.com/JapanCamiyui/
予約方法:電話かフェイスブックメッセージ
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