カンボジア活躍人「Asia Research Institute(Cambodia)
代表 石黒 忠明氏」

  カンボジア 現地ビジネスパーソンインタビュー「Asia Research Institute(Cambodia) Co.,Ltd.  CEO 石黒 忠明氏」

~石黒代表が語る カンボジア マーケット~

昨年末に日本より進出されました、本格的なマーケットリサーチ企業である、Asia Research InstituteCambodia)の石黒忠明代表に話を聞きました。

本格的な日系マーケットリサーチ企業の初めての進出

Q.貴社のご紹介と カンボジア 進出の経緯をお教えください。

A.当社ARI カンボジア は、商業系のシンクタンク「株式会社商業科学研究所」のグループ企業として、2017年末、ここプノンペンで会社登記を完了しました。私たちは、マーケティングの専門家集団として、日本、中国(香港含む)、東南アジア各地で様々なリサーチ活動を実践しております。統計学をベースに、解析や運用のためのITリテラシーを駆使して、市場の調査、分析、クライアント様への経営提案を行っております。東南アジアでの様々な調査活動の中で、「この国の伸びしろ」、「更なる投資の増大」、そして「市場理解の重要性の高まり」を確信し、 カンボジア 進出を決定致しました。

イオンの成功から学ぶこと 

Q.石黒代表の経歴を教えてください。

A.私は、近年までイオンの社員として、勤務してきました。1987年に新卒で入社し、30年間様々な場所で、様々な事業活動を行ってきました。特に新店の開設責任者を多く経験し、そのたびに出店する商圏の市場理解に努めてきました。海外勤務が長く、マレーシア、中国、 カンボジア で暮らし、諸外国へも度々出張していました。ここ カンボジア では、イオン1号店の開設責任者、そして2014年開店後は初代店長を務め、以降、マーケティング本部長(営業企画)と商品(仕入れ)の責任者を兼務しました。一度日本へ戻りましたが、この国のマーケットの将来性、その魅力を捨てきれず、この度の進出、起業へと至りました。

Q.その事業経験から、日系企業の進出において、最も重要なポイントは?

A.先ず最初に、市場を正しく理解することです。日本での成功体験を模倣するだけでは決してうまくいきません。日本においても、市場、商圏の不理解による失敗例は後を絶ちません。ターゲット客層についての不理解、商圏設定のミスなどは大きな失敗を招きます。この国では、「市場の不理解」が、さらに大きな、いわば死活問題になると考えています。世帯収入や居住地域(区、町)などの違いにより、人々の価値観や暮らしぶりは大きく異なります。さらに、諸外国からの投資の増大、環境の変化により、人々の意識や生活はドラスティックに変化しています。また、従業員や取引先と言った、ステークホルダーとの関係も日本とは大きく異なります。チャイナプラスワンが大々的に言われており、中国からの企業移転も増えています。この場合も同じことで、カンボジア市場は中国とも違います。効率の良い事業経営を行うためには、自社が知るべきことを「数字」と「状態」で具体的にとらえ、その事業計画に活かすことが必要です。

Q 石黒代表は、「最初に成功することが好循環を生む」と言われますが、説明をお願いします。

市場は我々の事業の成否を常に見ていると言うことです。リテールビジネスなどは特にそれが顕著です。開店後の盛況ぶりによって、商品サプライヤーはその態度を決めます。言うまでもなく、サプライヤーは取引先である小売各企業(各店舗)に対し、商品を販売しています。その価格(商品原価)、販促協力金、プロモーション協力、リベート契約などは、その企業の優劣によって、大きく差がつきます。商品だけではありません。金融業、建設、不動産、マスコミ、行政や警察に至るまで、勝ち組への対応は、負け組へのそれとは異なります。スタートダッシュから成功をおさめることで、沢山のステークホルダーから、より大きな協力が得られ、それが大きな歯車になって、会社全体をよりダイナミックに、良い方向へ導きます。その傾向は日本の比ではありません。スタートダッシュから躓かない為には、その事業にとって必要な市場情報を正しく理解しておく必要があります。

ARI カンボジア の存在意義

Q お客様の為に 貴社ができることを教えてください。

私たちは、特に商業、飲食業、サービス業、製造業などの皆様に対し、そのリサーチ活動によって、必要不可欠な情報のご提供、経営のご提案をしています。また、これらの企業様は、標準的な世帯、一般的な庶民の皆様を調査対象にされることが多くあります。平均的な世帯、庶民の調査は非常に応用範囲が広く、様々な事業分野でお役に立っています。調査項目は、BIGデータの活用から、お客様との直接会話まで非常に多岐にわたります。例えば、小売企業様ですと、私たちが実践する「来店客、非来店客調査」「競争店(環境)調査」「公的データの取得、理解」などをもとに、その経営戦略を決定されています。当社の「調査研究部門」と、「情報システム部門」が共同でこれにあたり、これにコンサルティング機能を加えてクライアント様に貢献してまいります。会社経営にとって最も基本的な事項である、3C分析(COMPANYCUSTOMERCOMPETITER)を正しく行い、その企業様のSWOT(自社の強み、弱み、機会、脅威)を明確にし、経営のご提案をしています。

日系企業の皆様へのメッセージ

本記事をお読みいただき、ありがとうございます。様々な事、是非ともお気軽にご相談下さいますと大変有難く存じます。今日は、少し堅い話にばかりになってしまいましたが、こう言った調査活動の他にも様々な面でお役に立てると考えております。是非とも、お気軽にご連絡をお願い致します。

会社情報

社名:Asia Research Institute(Cambodia) Co., Ltd.
代表:石黒 忠明 氏
住所:Office No.288,Ground floor of Hotel Cambodiana 313 Sisowath Quay,
Phnom Penh, Cambodia
ホームページ:https://www.aricambodia.com/
地図: