イオンモールがドル釣銭廃止へ

8月1日から、イオンモール全店が1ドル、5ドル、10ドルの釣銭をリエルのみで扱うことになった。

イオンモールは当分の間顧客からは米ドルでの購入を受け付けるとしている。イオンカンボジア(※1)のセールス総合マネージャーかつ店舗マネージャーのSin Pysey氏は10ドル以下の米ドル紙幣は流動性に欠けているとクメールタイムズ紙に語った。

「米ドル紙幣を必要としている顧客もいますが、準備が十分ではありません。もし10ドル以下の米ドル紙幣があれば顧客に渡すこともできますが、紙幣がないのであれば、顧客の理解を得てリエルを釣銭として受け取ってもらいます」と彼は述べた。

イオンモールは未だに10ドル以下の米ドル紙幣を受け付けるということであるが、もし釣銭切れであればドル紙幣を扱うようには強制できない、とカンボジア国際銀行(※2)の事務局長であるChea Serey 氏は7/31に自身のフェイスブックに投稿した。

「重要なのは、所有している紙幣しか交換できないということです。私たちはみなでクメールリエルを幅広く扱っていくべきです。」とも加えた。

カンボジア国際銀行組織と機能に関する法律第64条(※3)によると、カンボジア内の法定通貨であるリエルでの支払いを受け付けないものは誰であれ、支払金額の100倍の罰金を課されることになっているとSerey氏は述べた。

「一般的に、日本は国際協力機構を仲介としたカンボジアでの研究援助を通してリエル通貨を常時支援している。プノンペンの日本大使館はビザの申請時はリエルでしか受け付けていないし、カンボジアの一流のスーパーマーケットの値札もリエルでの表示でした。」とSerey氏は強調した。

カンボジア国際銀行の10ドル以下の米ドル紙幣の段階的廃止決定は漸進的であるが、緩やかな脱ドル化やリエル通貨の使用推奨に向けて必要な動きである、とカンボジアの起業家であるDavid Van氏はクメールタイムズ紙に語った。

「もし期限が過ぎれば、おそらく、銀行や商人などに対して現金を扱う時間や費用を節約できる、銀行が提供するモバイル銀行アプリケーションをより多くの人が使うことになるでしょう。」とも加えた。

5月の終わり、カンボジア国際銀行は商業銀行とマイクロファイナンス機関(MFI)に対して、10ドル以下の米ドル紙幣を扱うことは困難で「需要がない」という理由で、米ドル紙幣を送るように依頼した。

カンボジア国際銀行は10ドル以下の米ドル紙幣を外国に送金するために6月1日から8月31日までの3か月の期限をすべての商業銀行とMFIに与えた。この期間に手数料は発生しないことになっている。

銀行取締役は、8月31日を過ぎればカンボジア国際銀行は商業銀行とMFIにドル紙幣の海外送金費用を送るだろうと述べた。10ドル紙幣の受け入れは無料で、商業銀行とIMFからの10ドル以下の米ドル紙幣受け付け完全廃止の正確な日程決めの議論が続くであろうと付け加えた。

「この政策は、市場での1ドル、5ドル、10ドル紙幣の流通廃止というわけではない。」とカンボジア国際銀行は強調した。

PRASACの副経営管理人であるSay Sony氏は、彼のMFIは少額米ドル紙幣の使用が減少しているとクメールタイムズ紙に述べた。「私たちは依然として毎日少額米ドル紙幣を取引していますが、その量は減少しています。7月2日、私は120万ドルを回収しましたが、7月24日にはたったの27万2,000ドルしか回収できませんでした。」と加えた。

「私たちは回収した紙幣を毎週カンボジア国際銀行に送っていて、支店からの回収量は追跡していないので資料はありません。しかし、現時点において27万2,000ドルの紙幣しか持っていません」と述べた。「リエル通貨で代用できるため、この回収に関しては何の問題もありません。」とも述べた。

※1Aeon (Cambodia) Co Ltd

※2The National Bank of Cambodia

※3article 64 of the Law on the Organisation and Function of the National Bank of Cambodia (NBC)

※4the Japan International Cooperation Agency (JICA)

(各ニュースサイトを参考に編集・作成しています。)